会議・授業で発言しないこと-『TED エイミー・カディ 「ボディランゲージが人を作る」』を観て-
先日、会議にて発言することについて書きました。
それに関連することですが、以前、アメリカ人の同僚から
「発言しなさすぎじゃないですか?」
と言われました。(うるっせ!
お金のこと、会社の契約の都合、などなど。
何を聞いていいのか大人の事情が分からず。そして、聞いてはダメなことを聞いてまたアイツにまくし立てられると思うと発言するのがどうでもよくなっていました。
そんなことがあった翌日、以下の演説に出会いました。
この演説のメインは、
「自信がなくとも、自信のある仕草をするだけで他人だけでなく自分自身の脳に影響を与える」
ということです。
しかし、この演説中にある彼女自身の経験の方が私は心を打たれました。
(16:00あたりから)
きっと、日本人だからということもあるかと思います。
---以降、ネタバレ---
彼女がとある学生に「このままでは落第するわよ」と伝えたことをきっかけに、
その学生は
「自分はここ(大学)にいるべきではない」
と相談しに彼女のもとを訪ねます。その学生は授業で全く発言もできず、クラスで存在が薄かったようです。
その学生に対し彼女は、
「あなたはここにいるべきよ!あなたならできる。そして、授業で最高の発言をするの!」
と励まします。
このとき私が何よりも感じたことは
アメリカって発言しなきゃ落第するレベルで、しかも自分でも存在価値がわからなくなるくらい落ち込むんだ・・・
ということです。
そりゃ、アメリカ人の同僚が私に
「発言しなさすぎじゃないですか?」
というのも分かりましたよ。(「うるっせ」撤回いたします)
日本の学校では特に発言しなくても卒業できるし発言する人の方が少ないし、
何より目立つことを恐れている。
でも、会社に入ったら発言力や提案力が求められる。
日本の教育に疑問を持った瞬間でした。
アメリカ式が正しいのか日本式が正しいのかということよりも、
学生と社会人の矛盾が私の社二病を加速させました。