東京のモラルの低さ 大阪のフランクな情
私は大阪生まれ大阪育ちです。
東京にきて、まだ、一年。
photo by Smith
ネット上では大阪人は土人(笑)。などと揶揄されていますが、たしかに他地域で育った方々からすると、関西文化は非常に難しいと思います。
阿吽の呼吸というか、言葉の短さや対応の素早さなどに愛情を込める場合もあるのです。
『なんでやねーん!!wwww』(理由を聞いてるわけではなく、ただのツッコミ)
も
『○○しはりますか?』(「○○されるのでしょうか?」という敬語に親しみを込めた意)
なども、少なからず愛情を込めてます。
、、、でも、その文化を理解するのは非常に難しいと思います。
ただ、ここで伝えたかったのは、大阪にいた頃には、時にはお節介とも感じたこともあったけど、当たり前のように情を受けていたということ。
しかし、東京に来てから。
道で人が多過ぎるため、人をかわせず怒鳴られた。
会社にて生ゴミ入れが分かりづらく記載されており、間違って捨ててしまったら掃除の人に廊下に響くほど怒鳴られた。
料理をするとマンションの隣のひとが、換気扇からの匂いが気に入らないのか、当たり散らすように勢い良く「バァアンっっ!!!」と窓を閉められる。
そして、わたしの姿を確認したいのか、ずっと見てくる。怖いよ。
その後、あからさまな嫌味なスピードで洗濯物を取り込まれた。
たまたま物を落として物音を立ててしまった瞬間、隣から壁が殴られる。
スマホばかりみて会話しない、周り見ない。ぶつかる。怒鳴る。無言で当たり散らす。
たまたまかもしれないが、大阪ではそんな窮屈さを感じたことがなかった。
上の階の子供たちの声、足音。
外に出たら、その子供たちが
『おねーちゃん、こんにちわー』
って手を振ってくれる。
ときには、兄弟喧嘩かな?泣いてる。
家の前の公園で、携帯灰皿片手におっちゃんが、若者が、タバコミュニケーションしてる。笑ってる。
隣の家のお父さんが、夕方、家に帰って庭で一服してる。
すると嫌煙家のうちの母は、
『もう夕方かー、洗濯物入れんとなぁー』
と日課として洗濯物を中に入れる。挨拶もする。
【ホタル族】に対しても目くじらを立てず、普通に対応していた。
『べつに、一日中、臭いわけじゃないから、ええやろ』とのこと。
私が辛いことがあって、電車内ですら泣きそうになってたら、おっちゃんが席をゆずってくれて、笑いかけてくれた。降りるとき、『がんばりや!』って言ってくれた。
大阪の嫌な面もあるけれど、東京に来てからは、ヒヤリ、ビックとする嫌なことが多過ぎる。
慣れないなぁ。
みんな、首都圏で生きることに疲労困憊で、
心に余裕がないのかな。わたしもそうかな。
photo by Smith
皮肉にも、ビルの間から見える空は綺麗なんだな。
でも、首都圏を離れて、ゆっくり生きてみたいな。
PS:今回も、読んでいただきありがとうございます。